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ブッダの教え

ブッダの教えはバージョンアップしている

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ブッダの教えはバージョンアップしている

ブッダの教えは変化している


ブッダの教えを実践する上で重要なことは、「執着」を持たずに柔軟になる事です。こだわりや執着があると、真実が見えなくなるのでご注意ください。

2500年前にこの世に現れたブッダは、入滅して天界で釈迦如来(大日如来・天の川銀河)となり、我々を見守っています。

しかし、その後も、釈迦如来の化身(菩薩)は多数出現し、その時代、相手によって法(真理)を説きました。…仏の方便、ケースバイケースによる教育。

これからも、姿形を変えて多くの菩薩が現れるでしょうが、真理である「空」と仏の「慈悲」は変わることはありません。





ブッダの教え「原始仏教」と新興宗教の○○は同じ!?維摩経「不二法門」の教え


ツヨシ「仙人さん。仏教ではお釈迦様が一番偉いのですよね。それなのに、観音様を本尊にしているお寺もあるようですが?」

仙人「いい質問だ。ここは仏教を信仰する上で重要なことだからね。ところで、ツヨシは、誰が一番偉いと思ってるのかい?」

ツヨシ「やっぱり、お釈迦様ですよ!」

仙人「ふ~ん。普通はそう思うよな。でも、釈迦が一番偉いわけではないんだ。と言うのは、釈迦は我々と同じ人間なんだからな。」

ツヨシ「でも、仏教はお釈迦様が作ったのでしょ?それに、真理を悟ったのもお釈迦様じゃないのですか?」

仙人「確かに、、釈迦(ゴータマ・ブッダ)は、紀元前5世紀ごろに、インドのブッダガヤという町の菩提樹の下で瞑想をして悟った。ということは知ってるだろ。」

ツヨシ「それは知っています。悟ったからブッダ(目覚めた人)と言うのですよね。」

仙人「そうだ。しかし、釈迦が行っていた瞑想や修行方法は、インドでは珍しくなかったんだ。瞑想は、悟りを得るために昔から多くの僧が行っていた方法なんだよ。

※紀元前800年頃 ウパニシャッド聖典群の誕生(ヨーガの原点)。その頃から瞑想が取り入れられていた。

ツヨシ「そうなのですか。ボクは、てっきり、お釈迦様が瞑想を考えたんだと思っていました。」

仙人「その当時、インドには、バラモン教などいくつもの民間信仰があったんだ釈迦もそれらの信仰を行っていた一人だったんだ。

ツヨシ「そうなんですかぁ。」

仙人「ところが、天才的な釈迦は、宇宙の真理「空」を悟り、修行をしている僧たちに教えを説いた。それが原始仏教の始まりなんだが、経典としての記録はなく、口伝でしか教えは残ってなかったんだ。」

※原始仏教…中村元訳「ブッダのことば」が参考になる。ブッダと学生との問答が紹介されている。

ツヨシ「じゃあ、どの経典よりも古い原始仏教が一番大事ですね。」

仙人「いや、原始仏教は釈迦と弟子の問答なので、答え方もケースバイケースで一貫性がないから、「教え」がまとまっていないんだよ。それで、原始仏典が生まれたんだ。」

※原始仏典…釈迦の直弟子500人が集合し、お経と戒律の集大成をした。

ツヨシ「それじゃあ、現在のお経というのは、その原始仏教なのですか?」

仙人「じつは、原始仏教を哲学的・理論的にまとめ上げたのは、釈迦が入滅してから半世紀以上も後の龍樹(ナーガールジュナ)というインド人なんだ。

※龍樹…150年~250年頃の人。もろもろの事象は相互共存において成立しているという「空」の観念を理論づけた。日本の仏教界では「八宗の祖師」と仰がれている。

ツヨシ「それじゃあ、「空」を悟ったのは龍樹という人ってことになりませんか。

仙人「釈迦自身は、「空」を悟ったとは言ってないが、空観に基づいた「縁起」を説いていた。だから、空は釈迦が悟ったと言っても間違いはないんだが、実際は、龍樹が「釈迦の悟り」を理論づけしたということになるな。」

※胎蔵界曼荼羅では、、、釈迦は宇宙本体である大日如来の化身として現れた姿であり、入滅後は、釈迦如来という天界の如来になったと言われている。(大日経)

ツヨシ「ふ~ん。そうなんですね。それじゃあ、今のお経は、龍樹の説いたお経という訳ですか?」

仙人「それも違う。当時のお経はパーリ語やサンスクリット語(梵字)で書かれていたから、漢字(中国仏教)の経典とは意味が違うんだ。

※サンスクリット語のお経がインドから中国に伝わった後に、鳩摩羅什(ナーガールジュナ)や玄奘三蔵が漢訳した。当時の道教や儒教の影響を受けて翻訳された。

仙人「それだけじゃない、仏教は中国から日本に伝わったのだが、漢字の経典を日本語に訳した時には、ブッダが始めに説いた教えとは、大分意味が違っているんだよ。

ツヨシ「それじゃ、僕らは、本当のブッダの教えじゃない「仏教」を信仰しているのですか?

仙人「まあ、まあ。日本に大きな影響を与えた弘法大師空海は、サンスクリット語をマスターしてたから、真言密教の大日経や金剛頂経は(日本語への)直訳と言えるだろう。」

ツヨシ「じゃあ、真言密教がブッダの教えに一番近いですね。」

仙人「そうかもしれない。しかし、空海が入定(入滅)してから後の平安時代に、真言宗も広沢流・小野流という2つの流派に分かれた。その後、12流派に分離し、一時期は100流派もあったが、(宗教団体法で)統合された現在、真言宗は50宗派になっているんだ。」

ツヨシ「ええっ!それじゃあ、どれが本当の空海の教えかも分からないじゃないですか?」

仙人「ふっふっふ。真言宗だけじゃない、他の宗派もすべて分離して増えてるし、新興宗教だって仏教系のものが多くあるさ。」

※仏教経典の数…仏教には、その数3,000とも84,000ともいわれる大量の経典があると言われるが、「偽経」もあり、本当の数は分かっていない。

ツヨシ「それじゃあ、日本には本当のブッダの教えは無いということですか?」

仙人「違うよ。ブッダの教えは、時代とともにアップグレードしているんだ!ブッダの時代から時は進み、仏教は進化しているんだ!それだけじゃない、時代と共にニーズも多様化しているから、宗派が増えるのは当然の流れなのさ。」

※日本仏教のニーズは、当初は「国家安泰」、「戦に勝つ」、「飢饉」、「疫病」から守られることだったが、現在では「心の癒し」、「人間関係」、「会社経営」、「豊かな生活」など個人的ニーズへと変化している。

ツヨシ「分かりますが、でも。。。」

仙人「何がでもだ。例えば、世の中に携帯が出た時は、「ガラケー携帯」が欲しくて仕方なかっただろう。ところが、今となっては、携帯は「スマホ」に進化して、ガラケーに戻る人は無い。それでも、「スマホ」の良さについていけない人は、頑固にガラケー携帯を使ってるのを見たことがあるだろ。仏教も、それと同じって訳さ。」

ツヨシ「分かりますが。。でも、僕たちは、どの教えを信じれば良いのでしょうか?」

仙人「今頃何を言ってるんだ!「仏の慈悲」は未来永劫に続く。そして、宇宙の真理「」も、宇宙がある限り変化することはない。我々が信じるのは「空」であり、仏の慈悲なんだよ!

※空の世界は、「縁起」と「相互依存」によって成り立っている。幸福になりたければ、地球上の全てのものに慈悲を与えないといけない。

仙人「ブッダの最後の教えを知ってるだろう。自分の心の「仏性」だけを信じろと言ったんだ!」

※三密によって仏性を引き出す。煩悩に騙されてはいけない。

ツヨシ「そう言うことだったのですね。やっと分かりました!」

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【今日の学び】

★三世諸仏…過去に出現した多くの仏や菩薩のお蔭で、現在の悟りにつながっている。だから、我々も未来に(ブッダの悟った)真理を伝える義務がある。

☆仏教は、常にアップグレードしている。過去のものに執着してはいけない。

★自分の仏性もアップグレードしないといけない。(固定観念を破る)そのためには、沢山の良書(仏教)を読まないといけない。

☆すべての答えは、仏性(潜在意識)が知っている。神仏と一体化して仏性を引き出す訓練が大事だ。


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